こんな漫画があります!

たくさんの人に漫画を読んでほしいと思ってる人間のブログ。アニメも見るよ☆

この漫画、ただ者じゃない!【天堂家物語】時代もの✕スパダリ✕一筋縄で行かない女

 これは衝撃的でしたね。

 



 人里離れた山奥で暮らす女の子は人を助けて死ぬことを願っており(その時点で相当ぶっとんだ思考回路)、ある日望まぬ婚姻から逃げてきた女性と出会う。

 彼女が嫁ぐ予定の家こそ噂高き天堂家。

 一度足を踏み入れた人間は二度と出ること叶わず。

 人が不審死したこともあるという。

 とても恐ろしく嘆く令嬢に、人助けからの死を望む彼女は身代わりを申し出る。

 そして天堂家に着いた少女は、そこで恐ろしく美しく<><><><><><><>

だーれが○した【パタリロ!】クックロービン♪



 ご存知ですか?パタリロ!
 一度ハマると一生取り憑かれる恐ろしい漫画なんですけど。

 ジャンルはギャグ、BL、耽美、奇妙、ミステリ、ファンタジー、ホラー、バトル、あとなんだっけ?
 まぁ100巻以上続いていますから、ジャンルも色々になりますよ、そりゃあ!!


 二階堂ふみさんやGACKTさんが出演される飛んで埼玉と同じ作者さんでもありますね。
 パタリロ!自体も以前、加藤りょうさんがパタリロ役で舞台がありました。(超ー!見たかった!)


 私がパタリロ!と出会ったのは小学生の時でした。
 家の本棚にあったんですよね、ちびまる子ちゃんエヴァンゲリオンこち亀と並んで。
 誰の物か?
 父の物でした。
 小学生の私はりぼんっ子で、しかも聖ドラゴンガールとか読んでいて当初は(パタリロ!を)チラッと読んだだけだったんです。
 それが中学生になり、自分(と妹弟)の持っている漫画をほとんど読み終わった頃、もう一回パタリロ!を読むと、なんだか惹き込まれたんですよね。

 それまでに読んでいたものと違いすぎて(笑)

 パタリロとは主人公の名前です。
 ダイヤモンドが豊富に採れるマリネラ王国の王子であるパタリロはある日、イギリスに来ます。
 その護衛を任されたのはMI6の凄腕、バンコランです。
 髪の長い男性はこんなにも美しいのか!と私に衝撃を与えたのがバンコランです。
 美少年キラー(性的な意味で)のバンコランは、渡されたパタリロの美しい肖像画を見て護衛を楽しみにしていました。
 しかし実際現れたのはへちゃむくれのブサイクなパタリロ
 そうして二人の悪縁は繋がったのです。

 パタリロは恐ろしく天才で頑丈で大食いです。
 その為それはもう色々な事件に巻き込まれるんですね。
 そこへバンコラン、バンコランの愛人マライヒ(元暗殺者の♂)、ガチロリコンのヒューイット、パタリロの家来であるタマネギなどなど、個性豊かなキャラクターも作品内をところ狭しと動き回ります。


 パタリロの凄いところはなんでも起きるのになんでも解決しちゃうところだと思います。
 ふんわりと記憶に残っている話が少なくとも10はあります。
 節約じいさんの話だったり、バンコランの過去だったり、パタリロのトイレ事情や大食い大会、銃をコレクションしていたお爺さん殺害事件、妖怪ホテルに泊まり虫入りご飯が出てきたり、ヒューイットが結婚できそうだったり、女王暴走やタマネギの恋模様etc。
 色々あったなぁ。

 基本的には1話完結ですが、内容によってはいくつかつながっていったりします。
 絵は耽美で不可思議で手元に置いておきたくなる漫画の一つだと思います。
 ただ派生シリーズも多く、全部買えない!!って方もまま居るかもしれません。
 まずはお気に入りからコレクションのように集めても楽しいですね!





 この表紙覚えています。
 懐かしいー!(笑)

美男美女で天才×才女(努力)のカップルを見守り続ける漫画【彼氏彼女の事情】深い闇がやがて浄化されます



 花とゆめを代表する作品の1つと言っても過言ではないでしょう!
 確固たるファンがいる作品、それが彼氏彼女の事情です。
 監督に庵野秀明さんを据えてアニメ化もされました。

   極度の見栄っ張りな宮沢雪野が、完璧人間の有間総一郎に本性を見破られます。
 雪野は総一郎に張り合いますが全く歯が立ちません。
 呆れる総一郎ですが、次第に雪野に惹かれていき…。

 と、まあ少女漫画ラブコメらしい展開ですね。

   やがて両想いになる二人ですが試練は尽きません。
 史上最高に可愛いライバルや雪野がいじめを受けたり、何より総一郎の過去が強敵です。
 んー、もう!本当に闇が深い!
 子供になんてもん背負わせるんだ!

   そんな総一郎の闇を晴らす周囲の温かさ。
 友達、養父母…。
 もちろん筆頭は恋人の雪野です。

 出会いから大団円までの道のりは、何度も何度も振り返り読み返しながら楽しんでもいいですし、ハラハラドキドキの展開を駆け抜けるように最後まで読んでもいいと思います。

 友達って良いな、家族って良いな、パートナーって良いなと思える、周りの人を幸せにしたくなる漫画です。

 どうぞぜひ!ご一読を!

守る人、守られる人、そして【みえるひと】。笑いも悲しみも切なさも喜びも虚無感も味わえます。


 ジャンプで連載されていたバトル漫画です。<>  元気いっぱいボケてツッコんでいるキャラクター達。  初めはそのコミカルでテンポの良いキャラクターと主人公明神の決め台詞「梵(BON)」に痺れます。  ですが話が進むに連れ明かされるキャラクター達の悲しい過去にぐっと来ます!  高校に入るために上京してきた姫乃は駅で見えない何かと喋っているサングラスにコートの男、明神を変な人だなと遠巻きに眺めます。  しかし姫乃に憑いている大物陰魄が見過ごせなかった明神は、「消費税5%か。消費税3%で怒ってた俺らなんなんだよ!」と新聞片手に話しかけます。  怪しいですね。怪しさ満点ですね。  さらに時代も感じますね。今や10%になると言われているくらいですから。  当たり前に逃げる姫乃は一人になり、目の前に例のの陰魄が現れます。  そして悪霊(陰魄)に襲われている所を明神が助けます。「梵(BON)!」とね!    で、出会いのオチが面白いのですが。  姫乃が住むアパート、うたかた荘の管理人は明神だったのです!  もちろん住人は陽霊(陰魄ではない霊)と明神、姫乃しか居ません。  そこで始まる姫乃の新生活…!  ただ残念なのが途中で打ち切りなんですよね…。  完結と後日譚までは描いてくださってるんですが、中ボス戦とボス戦が大幅カットです…。  非常に残念で…。  しかも気になる箇所も(たぶんわざと)置いてあるんですよね。  ジャンプの付録のシールをDSに貼っておくくらいこの漫画が好きだったので悲しかったです。    それでも読んで欲しいです!  読んで、もっと読みたいって、もっと彼らと居たいって思って欲しい訳です!  おすすめポイントは安定した設定と起伏あるストーリー、それからキャラ立ちしてるのにそれぞれが上手く噛み合っているキャラクターですね!  日常とバトルとシリアスがバランス良く、内容は濃いめなのにシンプルな絵で読みやすいと思います。  キャラクターはですね、本当に読んで欲しい!  彼らの事を知ってほしい‼  主人公の明神は今でこそ明るいみんなの管理人さんですが、昔は強すぎる霊視力の為に周囲から浮いた存在でした。  それを救ったのは先代明神。この先代明神との話が泣けます!    姫乃は明るく優しい女の子。幼い頃、母と生き別れています。そしてその母こそ物語の要となっていくのでした。  せっかく入学した高校には魂魄関連の事件のせいで、中々登校できていません。  でも友達はちゃんと居るようです。  あずみはうたかた荘に住むお転婆な小さな女の子の陽魄です。  母子共に交通事故で亡くなり、陰魄となった母親は明神が成仏させました。  今は世の中を見るために明神達と一緒に居ます。  エージはうたかた荘に住む野球少年の陽魄です。  強くなりたくてよく修行をしては新技を開発しています。  少年らしく無茶もしますが、心優しく根は常識人?  ガクとツキタケはうたかた荘に住んでいますが、よく二人で放浪しています。  陰魄寄りのルックスと言動の男陽魄ガクは、自分を見る事ができる姫乃に一目惚れします。  「愛を捧げる」と豪語するガクを尊敬して付き従うのは、ちょっと生意気な少年陽魄のツキタケ。  この二人の出会いは漫画にあるのですが、二人が死してなお一緒に居る謎は明かされてないんです。  伏線はあるんですけどね!  この伏線回収される事はあるんでしょうか?  私が特に見たいエピソードですね!スピンオフでもいいから読みたい!    敵キャラですね。  その存在意義の為に悲しみに満ちたストーリーをそれぞれが背負っています。  救われる者も居れば救われない者も居る。    悲しみを超えた者と悲しみを持ち続けている者の戦いは、心にきます。  諸々の理由で感動を終えられない漫画です。

バスケ漫画。個性豊かな面々に笑わされ、【あひるの空】リアルな心理描写に泣ける。



 渋さと炭酸が入り混じった青春バスケ漫画です。
 実は私、中学高校ではバスケをしておりまして。 (まっっっっっっっったく上手ではないんですけれど!!)
 かの有名なスラムダンクと同じくらい好きなバスケ漫画です!


   主人公はちっちゃい男子高校生車谷 空くん。
 全国行くぞー!と思って来たバスケ部は、なんと不良の溜まり場になってしまっていました。(学校の名前が九頭龍高校、略してクズ校なのも良いですよネ)
 こわーいお兄さんが五人。
 実はその内の二人(リーダー格の似てない双子)がバスケ経験者でそこそこ上手、いやかなり上手い方な訳です。
 もちろん最初は完全にいじめられる訳ですが、不良って根はいい子なんですよねー。
 空くんの努力の甲斐あって見事バスケ部は練習再開に至ります。



 この漫画のどこが良いかって言われるとやっぱりキャラクターとリアリティですね。
 私自身キャラクターが強い漫画ほど好きになりやすく、細かいアクがあればあるほど良い、みたいな。
 そして細かく自然な心理描写と背景やバッシュ(バスケットシューズ)等のリアルな小道具に引き込まれます。

 主人公の空くん。年相応に一つ年上のお姉さんに一目惚れするような可愛い男の子です。  けれどバスケをする為なら不良にだってグイグイ行くし、約束守ってもらう為なら裸にだってなります。
 メンタルはかーなーり強めです!
 後はプレイスタイルですね。
 小さいながらのスリーポイントシューターです。しかも両手。
 珍しいんですよ、男子高校生で両手打ちは。  背も低いとミドル、ロングシュートすら厳しいですし。
 まぁそれも色んな壁を超える中で変化していくんですが。

↑ナイキエアズームブレイブ5というバッシュ(空くんが使っているのはこれの3)

 後は花園兄弟(双子)ですね。
 まずはなんだかんだで主将になった百春。(空くんはくん付けしますが百春は百春呼びです。キャラ愛故に!)
 双子は両方背があるんですが、百春はキャプテンらしい王道センターです。
 ゴール下で活躍してこそ存在意義がある為、フィジカルも必要です。  バスケは基本的に体張りますが、センターポジションは大きくて重い人が多いので当たり合いは辛いですよね。(私はひ弱なセンターでした…)
 責任感が強い性格でスイッチが入ると真面目です。千秋(双子)に弄られる事も度々。
 空くんの想い人の円ちゃんとはいい関係だったのですが、バスケに打ち込みたい、と円ちゃんに伝え頭を丸めました。  仁義って感じです。
 次は私の推しメン(笑)千秋です。  双子の兄、の方ですね。
 とにもかくにも破天荒!
 見た目は大きい図体にアフロというインパクトです。  暴力、お菓子、エスパーという言葉が付き纏う不思議ちゃんでもあります。
 好き放題するしめっちゃ自己中!かと思いきやバスケが超上手いんです。
 スーパーテクニシャン!
 得意なのはパス回しですね。
 序盤でも空くんと上手く連携を組んで他校を驚かせます。
 女の子には非常に優しい所“も”好感が持てますね。  まっっっったくモテないけれど。

 そして百春達にくっついていたヤンキートリオ。
 彼らは全くの初心者で、最初は流されるままにバスケ部に入りました。
 監督が居ない上にセンスまである経験者組とは精神的にも大きな差があり、もちろん何度か挫折を繰り返しました。退部しようかな、とか。
 ここがね!あひるの空の良いところだと思うんですよ!
 主人公以外の挫折シーンにもしっかりページを割く!
 どうして彼らは挫折したのか、それぞれ何を思ったのか、思っているのか。
 また経験者組もそれぞれ何を思っているのか。
 各々の立場や性格によって考え方が違うのはもちろんですが、ここでそう言った違いを細かく描くのか!と衝撃でした。
 私はこれまで残された側でしたが、当たり前に考え方は違うんですよね。  いやはやショックを受けるシーンばかりです。
 でもこういうシーンがあるからこそよりキャラクター達を好きになったのは間違いないです!

 それからヒロインツートップ!
 みんなの癒やし、マネージャーの奈緒ちゃん!
 中学時代は選手としてバスケ部に入っていたがセンスが無いと自覚し、マネージャーヘ。
 よく気が利くし優しいし私もこんなマネージャーが欲しかった!
 いとこくんや千秋から好意を寄せられるも本命は…?

   最後にご紹介するのはマドンナ円ちゃん!
 キレーイ!かわいーい!
 私、円ちゃんもめっちゃ好きです。
 わかるー!良い先輩ってそんな感じー!と喜びながら読んでいました。
 そして部活女子らしい悩みや恋愛的な悩みも…。

   追々出てくるのは他校の面々。クズ校のスーパーエースのトビくん。スーパーセンターモキチくん。(モキチ君も好きー!)

 この漫画は主人公サイドが意外と、バスケをしたいのか、したくないのかそこからなのが面白い所だと思います。
 いや、主人公の空くんは目的があったので割とまっすぐなんですけど。
 ただ、大きな悲しみもあって…。

 本当に!本当に泣けるんで!
 いや、笑いもたくさんあるんですけど。
 健気なみんなの姿、しかと見てください!

 そうそう!アニメ化も決定していますので!
 まだ放送時期は未定ですが、私も楽しみです!

自分の好きな表紙です!

単行本。ほのぼのシリアス?【かきかけとけしいん】じんわり暖かい読後感。ネタバレ有ります!



 ほのぼの系、とも言い切れない優しさと切なさが詰まった大人とこどものお話です。

 早くに親を亡くし叔母の家に預けられて、心が擦れてしまったいのは不登校の小学生。
 いのを預かることになったのは無愛想な田舎の大人、ろくだった。

 というのが簡単なあらすじで!
 いの、という名前も、ろく、という名前も可愛いですよね。
 生意気な子供と子供嫌いな大人のやりとりに、いつしか心がほっこりしているお話です。
 どういう事かわからない?
 ろくは子供嫌いですが平等です。
 ここではワガママは通させない、ときっぱり告げ、学校に行っていないいのに家事を手伝わせます。(いのを一人の人として扱っているんですね)

 次第に一緒に住んで一緒に生活していく事が当たり前になっていく二人。
 いのはようやく自分の家族を見つけ、ろくもまたいのを大事にしています。

   スローライフというテーマと共にある不登校、遺児という重いテーマ。
 それをあえて重く扱わず、人付き合いや規則正しい生活、礼儀をいのに教えるろく。
 私の心は、いのにムカつく時があればろくの言動に呆れる時もありました。(子供相手にそんな言い方するなよ…みたいな)
 でも読んでいけば、そんな二人で良いんだと思うようになります。

 ある日、いのは毎週ろくに頼まれている手紙を郵便局に出し忘れてしまいます。
 叱られ家を飛び出すいの。
 家出が解決し、いのは無愛想なろくが、さらに不器用だという事を知ります。
 いのが1歩大人に近付く家出エピソードが、ハラハラしつつ私にとっても大切なエピソードになりました。
実は私は家出らしい家出をした事が無く、母を悲しませる行為というのを殆どした事が無かったんですね。(兄弟喧嘩は除外)
だから疑似体験?のようなものを、いのを通してしました。
今までも他の漫画や本で家出エピソードは読んだことあるんですが、ここまでシンパシーを感じたのは初めてでした。
それだけシンプルでイノセントな表現だったという事でしょうか。

ご近所におすそ分け、なんていう今じゃ少ない文化も見る事ができます。(茶巾が美味しそうな事!)




さてタイトルがどこに出てくるかというと。

まぁ手紙、ですよね。ろくがある女性にしたためるシンプルなその手紙。
お小遣い稼ぎにいのはその手紙を郵便局に出しに行きます。
しかしその日いのは初めて一人で夕飯を作る事に。一生懸命美味しそうな料理を作ったいのでしたが、手紙を出すのをすっかり忘れていました。
これがきっかけでいのは家出する訳です。

ろくからの手紙を待っていたのは、自殺するところをろくに助けて貰った盲目の女性でした。
いのは家出したその足で女性の家へ行きましたが、いのはろくからの愛情で負けていると感じ、すぐに女性の家を飛び出します。
しかしこっそり家に帰ったいのを待っていたのは、徹夜でいのを心配していたろくでした。
怒鳴られ、嫌われると怯えたいのにろくはいのを不器用に抱き締めました。

   最後には中学生になったいのの話が載っています。
 それがまたすんごいほのぼのーって訳では無いんですが、「いのぉぉぉぉおお!よがったねええええ!(泣)」という感じでほっこりが胸に残りました。



   単行本のページ数とキャラクターや話の濃さがちょうどいいとも思いました。
 さくっと良い話を読みたい人におすすめです!
 絵も綺麗で読みやすいです!

これは雰囲気を読む漫画です!!

海外系イケメンはお好きですか?【紅茶王子】ファンタジー×学園ラブコメの泣ける青春ストーリー

紅茶王子 (第1巻) (白泉社文庫 (や-4-9))

紅茶王子 (第1巻) (白泉社文庫 (や-4-9))

知る人ぞ知るラブストーリー!

イケメンいっぱい!キュンキュンいっぱい!

でも甘すぎない!

(私の)理想通りの少女漫画です!





満月の夜に、月を紅茶に映したなら、カップをスプーンでゆっくり混ぜてみて。

妖精が現れて、あなたの願い事を叶えてくれるでしょう。(紅茶王子 1巻より)

物語は、主人公達が雑誌に書かれていたおまじないを実行するところから始まります。

主人公の奈子(たいこ)は、ミーハーな親友そめこの誘いで幼馴染の美佳(はるか)と共におまじないに挑戦します。

そめこはミルクティーだった為に妖精は現れませんでしたが、奈子と美佳にはそれぞれ、アールグレイとアッサム(両方紅茶の種類)の小さな妖精が現れました。

彼らは自らの事を紅茶王子と名乗り、自分を呼び出した主人の願い事を3つ叶えるのが役目だと言うのです。

願い事が思い浮かばない二人は、とりあえずアールグレイとアッサムと過ごすことにしました。

そうして一緒に居るうちに思い出が増え、恋が芽生え物語はずっと切なく壮大なハッピーエンドへと向かうのです。




誰と誰が恋するかって?

紅茶王子と奈子と、
紅茶王子とそめこですね。

私立の素敵な高校に通っている奈子達ですが、都合上、願い事を一つ使ってアールグレイ達を転入させるんです。

人型になれるんですね、紅茶王子

しかも超超超美形!

儚い系西洋美形なアールグレイとアラビアンちっくなアッサムという二人の紅茶王子がまず出てくるんですが、かっこいいですねぇ。

私の推しは断然アールグレイです!

ちょっと頼りないですが、心優しく見目麗しく!




それから高校生らしい行事もリアルで、だからこそ良いラブストーリーだと言い切れるというか。

国際交流が進んで、外人顔の俳優さんが増えたらぜひ!実写化して欲しいです!!

学校行事も盛り沢山で、運動会に修学旅行、生徒会長選挙。

部活動も結構軸になり、奈子が主催する紅茶同好会の新入部員確保や部費に関してのいざこざもあります。


(この紅茶缶、一度は目にしたことがあるかも?甘い香りがして、ミルクティーにしても美味しいですよ!)

紅茶の煎れ方のコツなんかも載っていて、紅茶の勉強をしたくなります!

総じて、青春っていいなぁというよりは、若いっていいなぁって感じです。



和風美形な紅茶王子や純プリンセスな紅茶王女も出てきます。(もちろんみんな美形!!)



この紅茶王子の作者である山田南平先生の漫画、他にも色々持っているんですが。
まぁーリアルな心情を描く上手さの高いコト!
特に女の子ですね。
そうそうそう!!女の子ってほんと、友達関係や恋愛関係で一喜一憂するんだよ!と思わず漫画を握りしめ、たら漫画傷つくので握るのはこぶしで。
親子関係も難しい年頃ですし。
女の子それぞれの切なさや悲しみや苦悩がとーっても共感できます。
だからこそ彼女達を支えるメンズの良さが際立つわけですが!



紅茶王子は全25巻です。
絵柄は私は最後の方が芸術的で好きです。
終盤はどんどんシリアスになっていって涙無しでは読めないです。
最初のほんわかはどこへー!?
ああ読まずには、見届けずには居られない!‼(我が家は母、私、妹で大事に読破しました)

最後も見物ですよ‼
奈子達の選択。それがどんな未来へ続いているのか。
最終巻に載ってる番外編も甘かったり切なかったり美味しく芳しく読ませていただきました。



この紅茶王子に繋がる物語も色々出ています。
桜の花の紅茶王子も人気ですが、やはり元祖紅茶王子から読んでほしいですね!


物語のその後を描く単行本。(紅茶王子読んだならずぇったい読むべきです!!)


奈子の歳の離れた弟なんかがちょいちょい出てくるスピンオフ。